プラタナス＝鈴懸（スズカケ）の葉をモチーフとした整形外科のシンボルマーク。延々と循環する1本の線で描かれたこのシンボルマークは、クリニックの『「ひと」の運動機能の維持・修復・改善を担うことからはじまり、ボディ・マインド・スピリットの全人医療を通して「ひと」のより豊かな生活拡充の礎（いしずえ）となりたい』という理念を、健康の永続と捉え、制作されました。医療の世界には、「ヒポクラテスの誓い」という医師の倫理性や客観性などについて書かれた規範となるテキストがあるそうです。この「医学の父」「医聖」とも呼ばれる古代ギリシャの医学者ヒポクラテスが、鈴懸の木の下で弟子に医学を教えていたといわれ、この木は別名「ヒポクラテスの木」とも呼ばれるほど医療になじみの深い木です。

タイの最北端チェンライにある会社のロゴタイプです。山に囲まれた自然あふれるその地で生産されている有機無農薬のコーヒーや日本米など、タイ北部の素敵なものを、バンコクを中心に、タイ国内や日本に向けて販売しています。会社名には、ORIENTALのFARM、FASHION、FACTORY、そしてFANTASTICを、すべてのFAMILYに、という想いが込められており、その想いを赤のアポストロフィでまとめアクセントにしています。

>>ORIENTAL FA'S

2009年7月22日は、日本で46年ぶりに皆既日食が見られるという日でした。その時に太陽を観察するための日食グラスです。見上げた空が映り込んでいるイメージで、中島良二氏のイラストを全面に配したデザインです。

>>中島良二

兵庫県尼崎市南武庫之荘にある雑貨屋のシンボルマークとロゴタイプです。多種多様の数えきれない雑貨やここにしかないこだわりの作家もののグッズが多数あり、展覧会などの企画ごとにレイアウトや雰囲気もガラリと変わるため、様々なイメージを受け止めることのできる汎用性に留意して制作しています。
ショップカードでは、これらのシンボルマークとロゴタイプと共に、お店を訪れるたびにいつも何かが変わっている混沌とした楽しさや、雑貨など自分の好きなものを所有する時の高揚感を、抽象的なイラストレーションに託して表現しています。

>>GLADBERRY

創業20周年記念行事のための案内状です。創業から20年間の日数＝7305日をそのままドットで表現し、21年目のスタートにあたる7306日目をカードの真ん中に穴を開けることで表現しました。封筒からカードを取り出した時にはこれらのドットが何を表しているのか分かりませんが、案内状を開くと、穴の左右に20years／7305daysと入っており、穴から見えていた赤色が20th anniversaryの文字となって現れます。封筒を開ける、ドットが現れる、カードを開く、意味が分かる、という「受け手の行為」をデザインに組み込んでいます。20年間という時間の長さを視覚化すると同時に、これからも続いていく日々を連想させる仕掛けになっています。